ゴルフはショートゲームで決まる、と言われるほど重要なのがパター。
スコアの4割近くをパターが占めていることになりますので、それも納得です。
ショットの1打とパターの1打はどちらも同じ1打ですが、ショットではクラブ選択ができるのに対し、グリーンの上ではパター以外のクラブを使うことはできません。
ということは、自分に合ったパタークラブを見つけて、いかにしてパット数を1打でも少なくするかがスコアメイクには非常に重要です。
ここでは4つのパターの形状のそれぞれのメリットとデメリットをご紹介していきます。
パターの長所と短所を知って、自分に合ったパターがどれなのかを知りましょう!
パット数に悩んでいるなら、プロに相談してみるのが一番の近道!
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ピンタイプのメリットとデメリット
PGAツアープロの愛用率NO1なのがピンタイプのパター。
縦長のフェースがピンタイプの特徴です。
全英を覇した渋野日向子がPINGのシグマ2アンサーを愛用しているということで、ピンタイプのシグマ2は人気が継続しています。
ピンタイプのメリットとデメリット5つ
ピンタイプのメリットとデメリット | |
☑メリット | ☑デメリット |
①バランスの取れたクラブ ②ミスに強い ③フェースの開閉がしやすい |
①ぶれやすい ②フェースが開きやすい |
ピンタイプのメリット
ピンタイプのパターのメリットは何と言ってもバランスの良さです。
操作性が良く、どんな打ち方にもグリーンのスピードにもある程度柔軟に対応してくれるので、初心者さんにも打ちやすいパターと言えます。
そして、フェースの裏側部分を薄くし、その分の重量をトゥーとヒールに配分したことでスイートスポットが広くなっているため、ミスにも強い。
(※スイートスポット…ボールを打つのに最適の場所のこと。)
さらにピンタイプのパターは、ストローク中のヘッドの開閉がしやすいパターです。
重心との距離(シャフトの線上からフェースの芯までの距離)が適度にあることが開閉のしやすさを作り出しているのです。
このことは、ストローク中にフェース面を感じやすいという利点も生み出しています。
振り子のようにピンタイプのパターを振れば、自然にフェースが開閉されて「インtoイン」の軌道で振ることができるので、ロングパットは特にピンタイプのパターが打ちやすいと言われます。
ピンタイプのデメリット
ピンタイプのパターは、他の形状と比べてヘッドの重心が軽いため、ぶれやすいというデメリットがあります。
また、ピンタイプのパターはヘッドが面長であることから、重心距離が長くなりフェースが開きやすくなってしまう、ストロークしづらいと感じる人もいます。
しかし面長であることは、フェースを感じやすくなるというメリットにも繋がっているので、一概に悪い面だけではありません。
L字タイプのメリットとデメリット
ジャンボ尾崎プロが使用していたのがL字パター。
アイアンと同じヒール側にネックがあるので、ショットと同じような感覚でラインを出せるパターの形状です。
L字タイプのメリットとデメリット5つ
L字タイプのメリットとデメリット | |
☑メリット | ☑デメリット |
①アイアンに近い感覚で打つことができる ②距離感を合わせやすい ③フェース面を閉じやすい |
①ミスのリカバリー力が弱い ②フェースが開きやすい |
L字タイプのメリット
L字タイプのパターはアイアンと同じようにフェースを開閉して打つので、バックスイングではフェースが開き、フォロースイングではフェースが閉じる動きをします。
つまりアイアンと同じように構えることができ、芯もアイアンと同じところにあるので、芯に当てやすいというメリットがあるのです。
こういったことから、ショットでドローボールを打つ人には向いている、と言われています。
さらに、アプローチと同じ感覚で打つことができるので、距離感が合わせやすいとも言われています。
そしてピンタイプと同じく、L字タイプは面長なフェースなので、ストローク中にフェース面を感じやすいというメリットがあります。
L字タイプのデメリット
重心がトゥ部分に寄っているL字タイプのパターは、ミスをした場合のリカバリー性能が高くありません。
このため芯を外して打ってしまうと、距離が出ないだけでなく、方向性も損なわれてしまいます。
L字タイプのパターはヘッドが長く重心距離が長いため、ストローク中にフェースが開きやすいというデメリットもあります。
マレットタイプのメリットとデメリット
かまぼこ型とも呼ばれるマレットタイプのパターは、ピンタイプ・L字タイプよりも易しいクラブを目的として作られました。
マレットタイプのメリットとデメリット5つ
マレットタイプのメリットとデメリット | |
☑メリット | ☑デメリット |
①直線方向に構えやすい ②ミスに強い ③ストロークが安定しやすい |
①操作性がやや劣る ②繊細な微調整が難しい |
マレットタイプのメリット
マレットタイプの特徴は大きなヘッド。
そのヘッドには真ん中に線が描かれているものが多く、そのおかげで上から見たときにターゲットに向かって真っ直ぐに合わせやすいというメリットがあります。
は打つ時に打点がズレてしまっても、狙っていた通りの方向性や距離を出しやすくなっています。
これはヘッドの両サイドが重い設計になっているために実現したリカバリー性能です。
また、重心がヘッドの後方にあるので、パターが左右にぶれず、ストロークが安定しやすくなります。
マレットタイプのデメリット
マレットタイプは真っ直ぐに当てるクラブということもあり、繊細な微調整をするのが難しいクラブです。
フィーリング重視の方には向かないクラブと言えるでしょう。
ただし、「真っ直ぐ引いて、真っ直ぐ打つ」クラブですので、パットが散らばりやすいという方にはおすすめしたいクラブです。
ネオマレットタイプのメリットとデメリット
近年主流となりつつあるネオマレットタイプのパター。
ツーボールパターなど、プロが試合で使用していて話題になりました。
ネオマレットタイプのメリットとデメリット5つ
ネオマレットタイプのメリットとデメリット | |
☑メリット | ☑デメリット |
①ミスに強い ②ぶれにくくストロークが安定しやすい ③直線方向に構えやすい |
①操作性が落ちる ②繊細なタッチがしにくい |
ネオマレットタイプのメリット
ヘッドがより大きくより重たくなったことで、ぶれにくく、ストロークが安定しやすくなっただけではなく、パッティング時にミスヒットしてしまっても、本来の方向、距離の打ち出しがしやすくなりました。こういったミスへの強さが大きなメリットです。
また大きなヘッドには、ターゲット方向を定めやすくなった工夫がされているので、視覚的に狙いやすいということも特徴です。
さらには、ヘッドの重心振動が深く設計されたことで、力まずに打てて、距離感を出しやすくなったこともメリットの1つです。
パターが働いてくれるイメージの持てる形状です。
「真っ直ぐ引いて、真っ直ぐに打ち出す」ので直進性が抜群。
直線的なイメージを養うにはもってこいのクラブということもあり、初心者さんにおすすめのタイプです。
ネオマレットタイプのデメリット
ネオマレットタイプのパターは、ヘッドが大きく重たくなったことで操作性がしにくいというデメリットがあります。
また、直線的な打ち方をするパター形状なので、繊細なタッチには向かず、機械的なストロークをするクラブとなっています。
フィーリングタイプのパッティングをする方には不向きと言えるでしょう。
初心者におすすめなのは【ネオマレットタイプ】
ここまでそれぞれのタイプのメリットとデメリットを見てきました。
それぞれに長所と短所がありますが、特に初心者さんにおすすめしたいのはネオマレットタイプのパターです。
ミスに強いこと、ストロークが安定しやすいこと、距離が出しやすいことはもちろん、直線的なイメージが出しやすいということが一番の理由です。
初心者さんのうちはパットラインの見方もまだまだわかりません。
そんなときに、ネオマレットタイプのパターの視覚的なメリットが非常に役に立ちます。
このおかげで、パットラインのイメージがつきやすくなるのです。
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パット数に悩んでいるなら、いつまでも我流で練習していてはダメ!
スクールに行って今の自分の状態を見てもらうことで、どうやって改善していけばよいのかも教えてもらえます。
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