迷彩柄/カモフラ柄といえば、ファッションの定番アイテムとなっています。
ですが元々は戦闘で使用されていた柄ということをご存知でしょうか。
そういった時代背景から「迷彩柄NG」としているゴルフ場もあるのです。
迷彩柄ってどんな柄?
迷彩(めいさい)は、敵の目を欺くためのカモフラージュ技術の1つで、表面に塗装や染色などされた模様である。装備等への塗装による迷彩を迷彩塗装、迷彩が施された服(特に戦闘服)を迷彩服と言う
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BF%B7%E5%BD%A9
ファッション業界においても毎年何かしらの迷彩柄のアイテムが発売されているほど、定番化している柄のひとつです。
公式ツアーで迷彩は“着用禁止”
ツアーでプロゴルファーが迷彩柄のウェアを着用することは禁止されています。
2008年 LPGAが迷彩柄の着用を禁止
2008年4月、日本女子プロゴルフ協会は、迷彩柄のウェアと共にカーゴパンツの着用禁止を発表しました。
第9条(ルール・マナー)③ 選手は、LPGAプロテスト会場でゴルファーとして望ましいウェアでプレーしなければならない。Tシャツ類、ジーンズ、迷彩柄のウェア、ポケットが膨らむヒダ付きカーゴタイプのパンツ及びスカート(レインウェアを含む)を着用してはならない。
https://cdn.lpga.or.jp/lpga/cms/2017/12/20/4a9638f33c52e0a1210c0c5386e80762902fc435.pdf
2019年 迷彩柄着用のプロが注意を受ける
朝のスタートに現れたキムは、迷彩柄のポロシャツに身をまとい、コースへと飛び出した。
https://www.alba.co.jp/tour/news/article/no=134396/
ところが、後半に入ると今度は白地のポロシャツに替わっていた。
暑い夏などは途中で着替えることもあるが、キムの場合は日本ゴルフツアー機構(JGTO)トーナメント規則の『トーナメント会場におけるマナー等に関する準則』第36条の(2)-5『迷彩柄のウエアとポケットが膨らんだカーゴタイプのズボンの着用は不可とする』項目に抵触したもの。ツアー側から注意を受け、ハーフターン時に着替えた。
なお、これに関しては、罰打などのペナルティは発生しない。
迷彩柄がNGの理由
なぜ迷彩柄のウェアが禁止されたのか、その理由を見ていきましょう。
迷彩柄がNGの理由①負のイメージ
迷彩柄は『戦場』で、敵から身を隠すために使用されるカモフラージュ柄のひとつです。
そういった由来から【負のイメージが強い】とされ、紳士淑女のスポーツであるゴルフにはふさわしくないと判断されたのです。
※同じくスカル柄もNG
スカル柄は、ガイコツをモチーフにした柄です。
ガイコツは死を連想させるとして迷彩柄と同じく、ゴルフ場では好ましくない柄とされています。
迷彩柄がNGの理由②安全面
迷彩柄は、木々や草といった自然の中に溶け込み、敵から身を隠すための柄です。
よって、迷彩柄を着て林の中に潜り込んでしまうと遠目からではその姿を確認することができにくくなってしまいます。
これはゴルフにおいては非常に危険なことです。
ゴルフでは自分の身を守ることもエチケットのひとつなのです。
絶対に着てはいけない!というわけではない
ゴルフショップへ行けば迷彩柄のウェアやゴルフグッズが普通に売られています。
競技ゴルファーでもなくアマチュアゴルファーという立場でなら、ある程度は許容されているということでしょう。
しかし、そのある程度は正直曖昧です。
おおよそですが、
●名門コースではない
●ゴルフ場のドレスコードに記載がない
●上下ともに迷彩柄でない
こういった場合には、注意されることはないでしょう。
ゴルフ場のドレスコードを事前確認する
ゴルフの予定が決まったらネットを開いて【ゴルフ場の名前 ドレスコード】で検索をしましょう。
楽天GORAのサイトやじゃらんなどで行く予定のゴルフ場のページを開くと、ドレスコードを確認することもできます。
この赤枠の中に記載されていることは必ず守りましょう。
ここに書かれていないことに関しては常識の範囲内でOKという解釈をするようにしておき、基本的にはゴルフショップで売られているものならば着用してOKという認識で構わないでしょう。
様々な解釈の方がいることもお忘れなく
このように、アマチュアプレイヤーに対しての明確な規定がされていない事柄に関しては色々な解釈をお持ちの方がいらっしゃいます。
心配な場合は着ないのが一番です。
また、次のような場合にも着用を避けておくことがベストです。
初心者のうちはわからないことがたくさんあります。
慣れに慣れてるプレーヤーの方々も誰しもみんなそうだったのです。
初心者のうちは、「これは大丈夫かな?」ということはどんどん周りの人に聞いて教えてもらいましょう。
まとめ
プロゴルフ協会では迷彩柄のウェアの着用は禁止されています。
迷彩柄がプロの世界で禁止されているのには、①負のイメージが強いこと②安全ではないことという2つの理由があります。
しかしゴルフショップへ行くと迷彩柄のウェアは普通に売られているという現実もあります。
これはアマチュアゴルファーの立場でならば、ある程度は許容されているということでしょう。
ただし事前にゴルフ場のサイトや、予約サイトなどからドレスコードの確認を行い、迷彩柄の禁止が記載されていないかを見ておきましょう。