【実録】名門コースでウェアを注意された話

マナーブック

このコラムは本当にあった話ですが、登場人物や状況は脚色を加えています。

公式サイトに記載されているドレスコード以外にも、暗黙のルールを守り続けているゴルフ場もあります。
参考になればと思い、経験をつづっていきます。

公式サイトでドレスコードを確認して訪問

そのゴルフ場へ訪れるのはその日が初めてだったわけではない。
同伴者の一人がメンバーであるため、毎月といっていいほど私も連れて行ってもらっていた。

もちろん、初めての訪問の際にはそのゴルフ場の公式サイトでドレスコードの注意書きを確認した。
名門コースと呼ばれるコースであるし、メンバーである友人に恥をかかせてはいけないと思い、いつもより入念に。

その公式サイトには特別厳しいことは書かれていなかった。
書かれていたのは、「クラブハウス内でのジャケット着用」「襟の付いたウェアの着用」「くるぶしが隠れる丈のソックスの着用」といった、一般的なゴルファーであれば当然ふだんから気を付けて守っている事項であった。
もちろん私もそこに書かれている項目はしっかりと守り、その記述の範囲内のウェアを着て行っていた。

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服装と朝の練習場へ

寒い日にそのコースを訪れた。
その日の服装は、襟の付いたシャツにフードの付いたアウター(パーカーではない)、そして長ズボン。
いずれもゴルフウェアメーカーのものだ。
(クラブハウスへの入場時には、もちろんジャケットを着た。)

ゴルフ場へ到着すると、準備を整えて練習場へ向かう。いつものルーティンだ。

この日は天候に恵まれていたからか、私たちが練習場に到着したときにはすでに先客で賑わっていた。

時間には余裕があったし、プレー前に身体を温めておきたかったので打席が空くのをその場で待つことにした。

もちろん、その場では他の人の邪魔にならないようにおとなしく過ごしていたし、目立ったことは何もしていなかった。

メンバーさんに服装を注意される

少しの間その場で待っていると、見知らぬ年配の男性がこちらに近づいてきた。
どうしたのかと、私が彼の方を向くと「フードの付いた服を着てはいけない」と言い、立ち去って行った。
突然のことで私は驚いてしまい、何も言うことができなかった。

するとその様子を見ていた、このコースのメンバーである友人がすぐにこちらへ来てくれた。
「今、メンバーの人と話してたよね?どうしたの?」
どうやら先ほどの年配の男性もこちらのコースのメンバーさんのようだ。

友人に、服装を注意されたことを話すと驚いていた。

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ゴルフ場へ確認

補足しておくと、私の友人であるメンバーも服装に対して寛大なわけではない。
寛大というと表現を間違えているかもしれないが、例えば流行のスエット生地のウェアなどは名門コースで着てはだめだよ、としっかりと指摘してくれるような人だ。

ましてやここは、彼が私たちビジターを招いてくれているわけなので、誰もが相応しくないと思われる格好ならば、来る前にそう言ってくれている。
しかし今回受けた注意に関しては首をかしげていた。
それほど、私たちにとっては曖昧なゾーンの問題であったのだ。

そこで私たちはゴルフ場側へ確認をしてみることにした。

ところが既に私の服装に対するクレームはフロント側にも伝わっていた。
フロントのスタッフは、言いにくそうに私の服装へ注意を促した。

しかし友人も、公式サイトにそれに関しての記載がないこと、襟の付いたシャツを着ており襟元も外から見てとれることなどから、問題はないのではないか?と提起してくれたのだ。

結局結論は出ず(というよりも、長くメンバーをしている側の意見が通っていた)
しかしアウターを脱ぐには寒すぎたのでそのままの格好でプレーをしたが、クラブハウスへ入るときにはアウターを脱ぐことで話はまとまった。

思うこと

同じゴルファー同士であっても常識には相違がある。

この日の私のウェアで言うならば、フードの付いているものでも、アウター(中綿素材など)ならOK、パーカーはNGといったように思う立場の人と、フードが付いているものは全てNGという立場の人だ。

更に混乱してしまうのは、フード付きのアウターは数々のゴルフメーカーからたくさんの種類が毎年出ているということだ。
これは多くのゴルフ場、ゴルファーが許容範囲だと思ってるからなのではないだろうか?

しかし、長らくゴルフをしている人や名門コースでプレーをしている人にとっては、多くのゴルフ場やゴルファーが許容範囲だと思っているウェアでも『非常識』だと見えるものがあるのだろう。

こうした問題はフードだけではない。

以前、男子のプロツアーで問題となった迷彩柄は記憶に新しいだろう。(しかしこの場合は世界の時代背景を考えれば、批判されてしまうのも納得がいくという立場の人も多いのだと思う。)

女性の場合は、スカートやショートパンツは名門コースでの着用は相応しなく長ズボンを着用した方が良いという人もいる。

男性の短い丈にパンツの場合はひざ下丈のハイソックスを着用するようにと記載している公式サイトもあるが、そのゴルフ場でそれを遵守しているプレーヤーを見なかったという経験もある。

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まとめ

名門コースでは“しきたり”や“伝統”というものがある。
格式が高く、メンバーの歴史が長いコースであれば尚更だ。

ゴルフ場の公式のドレスコードで禁止されているものではなくても、そうしたメンバー内でのしきたりに反するものが存在する。
しかしそのメンバー内であっても、それを良しとするか否かはそれぞれ意見の異なる場合がある。

私たちは変わらずに、ゴルフ場へ行く前にはそのゴルフ場の公式サイトや予約サイトでドレスコードを確認すべきだ。
しかしそれはゴルフ場としてのルールであり、エチケットではないということを覚えておかなければならない。
全てをルール化しない、人と人が暗黙の中で考えて行動をする素晴らしい文化であることには違いないからだ。

しかし、新しい世代がゴルフデビューを飾っている今、ある程度の指針を明確にしなければ若い世代が毛嫌いしてしまうのは事実だとも思う、
ゴルフ場には、再びドレスコードの記載を明確にしてほしいとも思う。



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