クラブの選択をするときに『フレックス』という言葉を耳にします。
女性であればLフレックスやAフレックスのクラブが多く見受けられますね。
今回はフレックスとは何で、どういう基準で決められるものなのかをご紹介します。
1.フレックスとはシャフトの硬さ
ゴルフクラブのフレックスとはシャフトの硬さのこと。
クラブのどこかに下の画像のようにフレックスが記載されています。
![クラブのシャフトフレックス(硬さ)](https://cdn.clipkit.co/tenants/483/item_images/images/000/009/301/medium/83254b35-247a-40f0-95a1-9c4687929080.png?1590932659)
実はフレックスには明確な基準はありません。
そのためメーカーごともしくは同じメーカーでもモデルによっては、同じフレックスの記載であっても実際の硬さが異なります。
![](https://mintgolf.jp/wp-content/uploads/2022/08/かわいい犬.png)
シャフトの素材には、スチールとカーボンの2種類があります。
2.フレックスがクラブ選びで重用になる理由
●飛距離が落ちてしまう
●方向性が定まらない
自分に合わないフレックスのクラブを使うと、飛距離が落ちてしまったり、方向性が定まらないといったことが起きてしまいます。
こうしたことが起きてしまう理由としては、
✔自分のパワーよりも硬いフレックスを使ってしまい、シャフトがしならず飛距離が落ちてしまうという
✔自分のクラブよりも柔らかいフレックスを使ってしまい、シャフトがしなりすぎてタイミングが合わなくなってしまう
といったことになるからです。
2-1.フレックスが合わないと判断される例
自分のシャフトフレックスが合っているかどうかわからないという場合に、「こうした球がよく出るときはシャフトが合っていない」と判断することのできる例をご紹介します。
シャフトが柔らかすぎる場合 |
・右方向に高い球が出やすい(右打ちの場合) ・左方向に低い球が出やすい(〃) ・球筋が安定しない |
シャフトが硬すぎる場合 |
・弾道が低い ・左に引っ掛けやすい(右打ちの場合) ・シャフトがしならず飛距離が出ない |
このようなことがよく起きる場合には、ゴルフショップなどでクラブフィッティングをしてもらうことをおすすめします。
3.フレックスの種類 L・A・R・SR・S・X
フレックスには主に6つの種類があります。(L/A/R/SR/S/X)
L→A→R→SR→S→X の順に硬くなっています。
![](https://mintgolf.jp/wp-content/uploads/2022/08/アザラシ.png)
※USシャフトは日本製と比べて1フレックスほど硬い傾向があります。
上でも書いた通り、明確な硬さの基準が定まっているわけではないので、同じSシャフトでも実際のシャフトの硬さはメーカーやモデルによって異なります。
3-1.初心者女性は”L”が一般的
初心者女性は一番柔らかいLフレックスのシャフトを使う人が多く、初心者男性ではAシャフトを使う人が多いと言われています。
そこにはヘッドスピードと大きな関係があります。
![初心者女性は一番柔らかいLフレックスのシャフトを使う人が多い。](https://cdn.clipkit.co/tenants/483/item_images/images/000/009/337/medium/be57fcf2-89ef-4be0-8751-08bcb8c23571.jpg?1590978647)
4.フレックスの決め手はヘッドスピードとテンポ
自分に合うフレックスの中で自分に合うものを決めるのがヘッドスピードとテンポ。
4-1.ヘッドスピードとフレックス
一般的に、フレックスの決め手となるのはヘッドスピードです。
ヘッドスピードの速い人は硬いシャフトを。
ヘッドスピードの遅い人は柔らかいシャフトを。
これは2.でも書いた通り、シャフトのしなりと大きな関係があります。
自分のヘッドスピードに合うフレックスを使うことでシャフトが適度にしなります。
その適度なしなりこそ、自分に合うシャフトなのです。
自分に合うクラブを決めるためにも、自身のヘッドスピードを把握しておくことは大切です。
練習場やゴルフショップでヘッドスピードを測定できるので、計測してみるといいでしょう。
フレックスの種類とヘッドスピードの目安となる数値は5.でご紹介します。
4-2.スイングテンポとフレックス
ヘッドスピードと共にフレックスを選ぶポイントとなるのがスイングテンポです。
スイングテンポの速い人は硬いシャフトを。
スイングテンポのゆっくりな人は柔らかいシャフトを。
同じヘッドスピードであってもスイングテンポによって合うフレックスが異なる場合もあります。
![スイングテンポとフレックスの関係](https://cdn.clipkit.co/tenants/483/item_images/images/000/009/338/medium/f7502933-58f2-452e-baaf-c352c2012fb4.jpg?1590978724)
5.フレックスの種類とヘッドスピードの目安
実際のヘッドスピードの数値とフレックスの種類の目安です。
・Lフレックス
Ladies(レディース)の略。
Aよりも柔らかく、一般的な女性向けのフレックス。
レディースモデルのほとんどにLフレックス表記のシャフトが装着されています。
ヘッドスピードの目安 | 28~34m/s |
・Aフレックス
Average(アベレージ)の略。
女性向けモデルに装着されていることの多いフレックスで、少し力のある女性向けのシャフトフレックスです。
ヘッドスピードの目安 | 32~36m/s |
・RSフレックス
AとRの間、もしくはAと重なるヘッドスピード向けのフレックスです。
・Rフレックス
Regular(レギュラー)の略。
一般的な男性向けのフレックスです。
ヘッドスピードの目安 | 38~40m/s |
・ユニフレックス
一般的にはSR相当の硬さで表記されます。
USモデルのスチールシャフトのアイアンに多くみられるフレックスです。
幅広い方に当てはまるよう設定されたフレックス。
・SRフレックス
stiff regular(スティッフレギュラー)の略。
SシャフトとRシャフトの中間の硬さとなります。
Sでは硬すぎる、Rでは柔らかすぎるという場合におすすめです。
ヘッドスピードの目安 | 40~43m/s |
・Sフレックス
stiff(スティッフ)の略。
一般的にヘッドスピードが速い、体力にある程度自身があるという人向けのシャフト。
ヘッドスピードの目安 | 42~50m/s |
・Xフレックス
Extra(エキストラ)の略。
一般的な設定の中では最も硬いシャフト。
Xよりも硬いフレックスとして、XX(ダブルエックス)やXXX(トリプルエックス)もあります。
ヘッドスピードの目安 | 46~50m/s以上 |
![フレックスの種類とヘッドスピードの目安](https://cdn.clipkit.co/tenants/483/item_images/images/000/009/339/medium/1a1b82b9-f40c-4c2f-8074-614fb0d498cc.jpg?1590978806)
まとめ
自分に合ったシャフトフレックスでないのなら、日々練習を積んでも思ったような成果が出ません。
場合によっては力み過ぎてスイングフォームを崩してしまう原因にもなります。
ゴルフショップなどでクラブフィッティングをしてもらうと、ヘッドスピードの計測を一緒にしてもらうこともできますので、一度ご自身のヘッドスピードを測ってみるのが良いでしょう。
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