ゴルフをプレーする上で必要なアイテムはたくさんありますが、その中でもクラブと同じかそれ以上に大切なゴルフシューズ。
ゴルフは止まっているボールを打つスポーツなので、スイングのときに踏み込む動作が必要です。
その足元の動作を支えてくれるのがゴルフシューズです。
たくさんの種類からあなたに合うゴルフシューズを見つけられるよう、人気のゴルフシューズブランドの特徴を解説していきます。
各ブランドでおすすめのシューズもご紹介します。
ecco|エコー
世界5大レザーブランドに名を連ねる一流メーカー。
eccoは1963年、デンマーク南部の小さな町ブレデブロで生まれました。
「靴は足の機能に従うべき、その逆はない」という哲学に基づき、シンプルで無駄のないデザイン、最高の履き心地を追求しています。
製造におけるすべての工程を自社工場で行うことにより、ほかのブランドには真似できない柔らかい履き心地と高機能を兼ね備えたレザーシューズを生み出し続けています。
何年履いても靴底とアッパーが外れるということがないのは、2つの間にポリウレタンを注ぐという独自の製造法によるもの。
世界5大ブランドのゴルフシューズだけあって、ほかのメーカーと比べて価格は高め。
それでもeccoゴルフシューズを履き、その柔らかさと上質さを味わえば、その虜になります。
adidas|アディダス
adidasはドイツ発祥のスポーツブランドです。
1920年にダスラー兄弟によって設立された靴製造会社「ダスラー商会」がadidasの前身。
ダスラー商会はスポーツシューズの製造により成功しますが、やがて兄弟は別々の道を歩むことになります。
そして1948年に弟のアドルフが設立したのがadidasです。
adidasの名前は、アドルフのニックネーム「アディ(adi)」と「ダスラー(Dasseler)」を合わせたものだそう。
(兄ルドルフはPUMAを設立。)
設立から4年後の1952年に開催されたヘルシンキオリンピックで、西ドイツの選手全員がadidasのシューズを履いて以来、オリンピックで圧倒的な支持と人気を集めるようになりました。
後のロンドンオリンピックでは25種目ほぼすべての競技にスニーカーを投入し、「それぞれの競技に合った専用のスニーカーをつくる」というダスラー商会時代の目標を達成しました。
adidasのヒット作にはスタン・スミス(テニス)、スーパー・スター(バスケ)、カントリー(クロスカントリー)など、今なお不動の地位を確立しているモデルがあります。
大人気のスタンスミスは、ゴルフシューズにもなってるのです!
「世界一のアスリートに世界一のシューズを」という開発哲学のもと、日々進化するadidas。
ゴルフシューズでは2020年に販売したコードカオスが爆発的人気となりました。
従来のスパイクレスシューズの常識を超えたグリップ力と異次元の履き心地のコードカオスは、現在3代目が登場しています。
ダイヤルを回して紐を締めるBOAタイプと、通常の靴紐のレースアップタイプがあります。
NEW BALANCE|ニューバランス
1906年ボストンでアーチサポートインソールや偏平足などを直す矯正器具の製造メーカーとして誕生しました。
これらの矯正器具は整形外科で使用されるもので、創業してから50年ほどはこうした矯正用シューズの製造販売が主でした。
ここで得た医学的な知識を活かし、ランニングシューズの開発をスタートします。
これまでの経験をふんだんに取り込んだランニングシューズはとても評判がよく、有名なマラソンランナーに履かれるなどし、知名度も上がります。
1972年には「205」モデル、そして現在も販売されている「320」モデルが登場します。その後も「576」など続々とヒット作が生まれていきます。
誕生から100年経った今でも人気のシューズブランドとして選ばれ続けている秘密は、独自のミッドソールによって実現した履き心地の良さ。
このミッドソールの技術はゴルフシューズにも搭載されています。
ゴルフシューズシリーズの574モデルでは、日本人の足にフィットするように作られていて、トッププロにも人気です。
Foot Joy|フットジョイ
世界最高峰の大会であるマスターズにおいて大多数の選手が履いているのがFoot Joy。
マスターズだけでなく、1945年に使用率NO.1を獲得して以降、すべての米国男子ツアーで使用率NO.1に輝き続けています。
愛用者の中には、メジャーを制したアダムスコット、ジャスティントーマスも名を連ねています。
Foot Joyの歴史は古く、会社自体の創立は1857年。最初のゴルフシューズは、1906年に製造されました。
そして1923年にFoot Joyブランドとして初のゴルフシューズを販売します。
1928年にはFoot Joyのシューズを着用したプロが、全米オープンでの36ホールプレーオフで勝利し、フットジョイがPGAツアー初優勝を飾りました。
Foot Joyはダイヤル式をゴルフシューズに初めて採用し、ダイヤル式のゴルフシューズは大きな話題となりました。
そんな革新的なFoot Joyが次に注目したのはミッドソール。
これまでツアープロの試合では敬遠されがちだったスパイクレスシューズの常識を覆し、独自開発したミッドソールが地面反力と安定性を各段に向上させることで、キャメロン・スミスなど一流のツアープロがツアーで着用するスパイクレスシューズを生み出しました。
あなたの求める機能、デザインがFoot Joyできっと見つかるはず!
NIKE|ナイキ
日本の女子ツアープロの中で着用率トップなのがNIKE。
この背景には、NIKEがゴルフクラブ事業から撤退したことも大きく影響しています。
これまでNIKEの契約というのは、シューズだけでなく、ウェアやキャディバッグ、クラブまで含めたトータル契約をすることが基本でした。
しかしクラブ事業から撤退したことにより、シューズのみでの契約or提供という形で使用する選手が激増したのです。
NIKEは1968年にアメリカ・オレゴン州で設立されました。
実は設立前から、日本のスポーツメーカーであるオニツカタイガーのランニング用シューズを輸入して、アメリカ国内で販売していました。
その後オニツカタイガーとの取り引きは終了しますが、その際にオニツカタイガーの技術者を引き抜き、日本のアサヒコーポレーションでトレーニングシューズを生産、技術革新を行っていくなど、日本との強い縁があります。
やがて「エアジョーダン」や「エアマックス」など数々のヒット作を生み出していき、今では世界1位のスポーツメーカーとなりました。
そんな世界的大ヒット作エアマックスのディティールを引き継いだゴルフシューズは、発売と同時に売り切れてしまうほど。
タウンユース用のエアマックスと同じく、かかとのエアーが疲れを軽減してくれます。
asics|アシックス
日本を代表するシューズブランド。
松山英樹プロが着用していることで人気が急上昇しています、
asicsの前身は、1949年に設立された有名なオニツカ商会。オニツカタイガーの会社と言った方がわかりやすいでしょうか。
1977年にスポーツシューズメーカーのオニツカ株式会社、スポーツウェアメーカーの株式会社ジィティオ、ニットウェアメーカーのジェレンク株式会社の3社が合併して生まれたのがasicsです。
鬼塚時代には、マジックランナーというシューズを生み出し、マラソンランナーにとって最大の敵だった足のマメができにくい魔法の靴として絶賛されました。
その歴史を受け継いだasicsシューズの強みは、ランニングシューズやウォーキングシューズなどのアイテム。
そうした技術をつめこんだゴルフシューズは、18ホール歩いても疲れにくい工夫がなされています。
また、日本人の足型を徹底的に研究し、日本人の足の形に合った靴を生み出すという日本企業ならではの強みもあります。
甲高で幅が広いという、日本人の足に合った靴が見つかるでしょう。
まとめ
ゴルフにおいて靴はとてもとても大事な存在です。
なぜなら、ゴルフは止まっているボールを打つスポーツだから。
しっかりと踏み込んでスイングをしなければ、止まっているボールを遠くに飛ばすことはできません。
今回は人気のゴルフシューズブランドとして、6種類のブランドをご紹介しました。
ブランドもモデルもたくさんありますが、あなたに合ったゴルフシューズを見つけるお手伝いができればうれしいです☺
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