ドライバーなどのウッド類には、先端にヘッドカバーを付けている人がほとんどです。
初心者の間は忙しく動くので、ヘッドカバーを外したままプレーをした方が楽なのですが、実はこの行動は、クラブを傷つける原因になっています。
手間はかかりますが、使うときに外して、使い終わったらその都度ヘッドカバーをかぶせてあげることをおすすめします。
ヘッドカバーとは
クラブの先端部分であるヘッド部分を傷から守るためのものをヘッドカバーといいます。
\こんなヘッドカバーがあるよ/
ヘッドカバーを付ける理由
ヘッドカバーはウッド系(ドライバーやユーティリティなど)&パタークラブにだけ付けている人がほとんどですが、アイアン用のヘッドカバーもあります。
\アイアン用ヘッドカバー/
なぜウッドとパターの2種類のクラブに付ける人が多いのかというと、ウッドやパターのヘッド部分はアイアンクラブと比べて傷つきやすいからです。
車での移動中、カート移動時の振動、クラブをキャディバッグに入れるときなど、クラブ同士がぶつかり合うだけで傷がついてしまうのです。
ヘッド部分に傷がついてしまうと、重さのバランスが崩れてしまったり、ボールの回転の具合が変わり、打球の調子が全然違ってきます。見た目の問題だけではないのです。
そんな傷つきやすいヘッドを守るための守護神がヘッドカバーなのです。
毎回付け外しするべきか
プレー中に毎回ヘッドカバーを付け外しすべきか否か⁉をクラブごとにご紹介します。
■ドライバーの場合
ドライバーは、ミドルホールとロングホールのティーショットのときにのみ使います。
その他の間はキャディバッグの中に入れておき、カートに詰まれて跳ねたり揺られたりしながら私たちのプレーに同行してくれます。
そんな『待ち時間』の長い彼(ドライバー)は、待っている間に周りのクラブがぶつかってくる可能性が非常に高いです。
それを防ぐため、ヘッドカバーは打つ前に取り、打ち終わったらまた被せてあげるようにしましょう。
■ウッドやユーティリティの場合
初心者の間は、(例)ユーティリティ、7番アイアン、ピッチング、サンドウエッジなどのクラブを数本持って走る場面が多くあります。
このときユーティリティにヘッドカバーを付けていなかったら、4本まとめて握りしめて走っているだけでそれぞれのヘッドが当たってしまい、結果的に傷つきやすいユーティリティが傷だらけになってしまいます。
これはユーティリティに限らず、他のウッドも同じです。
いちいち着脱するのは手間かもしれませんが、打ち終わったらヘッドカバーを被せ、また打つ時にヘッドカバーを取るようにしましょう。
■パターの場合
パターにもカバーがあります。(これはそのままパターカバーと呼びます。)
パターカバーも毎回付け外しすることがベストですが、周りの人がパターカバーを付けている場合には自分はカバーを付けなくてもOKです。
パターの場合は基本的に自分のキャディバッグではなく、パター専用の箇所に同伴者全員のパターを入れておきます。
こうしたときに他の人が全員パターカバーを付けていれば、相手のパターを傷つけることも、自分のパターが傷ついてしまうこともないので、周りの人がパターカバーを付けている場合には自分はカバーを付けなくても大丈夫なのです。
ただし、誰かひとりでもパターカバーをしていない人がいる場合には必ずパターカバーを付けて、自分のパターも、相手のパターも傷つけないようにしましょう。
■アイアンの場合
アイアンのヘッドカバーは、移動中にぶつかり合うのを防ぐために付けることが主です。
特に女性のアイアンではカーボン素材のシャフトが主流なので、ヘッドの硬い素材がカーボンシャフトに当たってしまうと傷ついてしまいます。
ゴルフ場への行き帰りにトランクの中から聞こえてくるガチャガチャという音に心が痛む人は、アイアンにもカバーを付けてあげることをおすすめします。
まとめ
ヘッドカバーはクラブを傷から守るために、クラブのヘッドの部分に付けておくものです。
そのために、クラブの種類によって以下のような付け外しをしていくことがおすすめ。
ただしここでご紹介したのは一例なので、どのような方法でクラブを大切に扱っていくかはそれぞれの方にそれぞれの正解があります。
あくまでも、初心者さんにとっての参考になればと思います。